保育園幼稚園や学校で行なわれる歯科の集団検診。
その検診で例えば乳歯に虫歯が見つかった場合、それが小さな虫歯だと治療すべきかどうか迷うこともあるかもしれません。
ですが虫歯の大きさや乳歯・永久歯に関わらず、虫歯ありと判断された場合には集団検診の後に歯科医院で診てもらってください。
乳歯にできた虫歯であれば、その乳歯が近々生え変わるものであれば治療をしないという方法もあります。
ですが乳歯にできた虫歯であっても、それを放っておくと永久歯に悪影響となるケースもあります。
こうした判断は、歯科の集団検診では行なうことができません。
また歯科の集団検診では一人1分程度の短い時間で検診しなければなりませんし、さらには歯科医院のように明るい照明がなかったり歯科医院ほど設備が整っていなかったりという問題があります。
このため、そういった環境でも見つけやすい虫歯であれば見つけることが可能ですが、歯と歯の間にできた虫歯などの見つけにくい虫歯ですと見逃されることが少なくありません。
ですから集団検診で虫歯が見つからなくても、歯の健康のためには定期的に個別検診を受けていただくことをおすすめします。
歯科医院に定期的に通うのは面倒に思われるかもしれません。
しかし定期的に個別検診を受けることによって虫歯などを早い段階で見つけることができますし、その段階で治療をすることで、自覚症状が出てから治療をするよりも治療費を抑えることができます。
また虫歯や歯周病の予防のためにも定期検診は有効ですので、歯の健康維持のためには是非定期的な検診をお考えください。